他人や育児書と比べて、「うちの子はまだおむつがとれない」とあせる必要はありません。
排泄をコントロールすべく脳が十分に発達していることが必要だからです(知能が高いから早いというわけではありません)。
ですから、早くはじめたからといって、早く完成するわけではありません。
年齢に関係なく、個人の成長・発達に合わせた時期を見極めて行うことが、ストレスなくスムーズに完成させるコツです。
- 排尿の間隔があいてきた
- 排便の回数や時間がだいたい決まってきた
- 排尿・排便をしたくなると、もじもじしたりする
- 便器に嫌がらずに座れる
- 子どもの排尿サインを見逃さず、「おしっこ出た?」と聞く。
- 子どもから排尿後に「シー出た」などと知らせる。
- 出る前に「おしっこ」と言い、下着を脱がせてもらってからトイレに行く。後始末は保護者がする。
- 一人でトイレに行くが、後始末など保護者の手伝いが必要。
- 家では一人でできるようになる。
- 外出先でも一人でできるようになる。
- いずれは、一人でできるようになります。あせらず、子どもの心身の準備が整うまで待つ。
- 日によってできたり、できなかったり、個人差もあります。成功と失敗を繰り返しながら、徐々に成長していきます。
- 成功した時は、思いっきりほめる。
- 汚れたおむつやパンツはこまめに取り替え、その時に濡れたままは気持ちが悪いことを教える。
- トイレを清潔に、明るくする。
- 一度完成した後に、おもらししても叱らない。
- 外出前にトイレに行く習慣をつける。
- トイレの後におしりをふく、手を洗うことを教える。
- 周囲の人の「おむつまだしてるの?」という言葉に惑わされない。
- 冬はトイレの間隔がせまく、厚着のため、トイレのしつけがしづらい。
- 「おしっこは?」と何度も聞かず、2時間くらいあけて聞く。
- 夜中に無理に起こしてトイレに行かせない。
- 洋式トイレでできるようになったら、和式トイレにも挑戦する。
おねしょしたときの対処も、トイレトレーニングと同じです。
おねしょは眠っているときの出来事で無意識です。
叱られても子ども自身にはどうしようもないことなのです。
おねしょしなかったときにほめてあげましょう。
吸収力のある紙おむつやおねしょパンツを使って、親子でぐっすり眠りましょう。
おむつを使ったからといって、卒業が遅くなることはありません。子どもの生理的な成長を待ちましょう!
朝までぐっすり眠ること。おねしょをふせごうと夜中に無理やり起こし、寝ぼけた状態でトイレに連れて行っても、トイレでおねしょしているのと同じです。